イベント講演者ポータルの概要

  • ブラウザ

CRM Event Management 講演者ポータルは、ブラウザベースのポータルで、講演者は、今後および過去のイベントの閲覧、今後のイベントに関連するイベント資料のダウンロード、有効および期限切れの契約のダウンロードなどを行うことができます。

講演者ポータルは Veeva CRM 内で有効化・管理され、Veeva CRM Events Management のライセンスの一部として含まれています。お客様は専門的なサービスを必要とせず、ご自身の組織でポータルを設定することができ、会社のロゴ、サポートの連絡先、プライバシーポリシー、および利用規約をカスタマイズして表示することができます。CRM 組織ごとに、CRM 組織からのデータを利用する専用の講演者ポータルがあります。

例えば、例えば、Verteo BioPharma の新しい講演者として Ackerman 医師が追加されたとします。最初の講演の前に、Verteo BioPharma の講演者ポータルへの招待メールを受け取ります。 Ackerman 医師は、今後のイベント、イベントの関連資料、Verteo BioPharma との契約書をダウンロードすることができます。Ackerman 医師は、講演者ポータルを使用して、今後のイベントの準備をすることができます。

イベント講演者ポータルの初期設定

イベント講演者ポータルを設定するには:

  1. 管理者に以下の権限を付与します:

    オブジェクト

    OLS

    レコードタイプ

    フィールド

    FLS

    EM_Speaker_vod

    CRUD

    • Email_vod
    • Portal_Access_vod
    • Portal_Account_Creation_Date_vod
    • Portal_Registration_Email_Date_vod
    • Language_vod
    • Send_Speaker_Registration_Email_vod

    編集

    EM_Event_Rule_vod

    CRUD

    Speaker_Portal_Events_vod

    • Event_Status_vod
    • Event_Speaker_Status_vod

    編集

    EM_Event_Material_vodCRUDSpeaker_Presentation_vod該当なし該当なし
  2. Events Management インテグレーションユーザに以下の権限を付与します:

    オブジェクト

    OLS

    レコードタイプ

    フィールド

    FLS

    EM_Speaker_vod

    CRUD

    Speaker_vod

    • Speaker_Formatted_Name_vod
    • Email_vod
    • Language_vod

    参照

    • Portal_Account_Creation_Date_vod
    • Portal_Registration_Email_Date_vod

    編集

    Contract_Partner_vod

    R

    • EM_Speaker_Contract_vod
    • Series_Contract_vod
    • EM_Event_Speaker_vod
    • Signature_Datetime_vod
    • Start_Date_vod
    • End_Date_vod
    • Expired_vod
    • Contract_vod

    参照

    Contract_vod

    R

    • EM_Speaker_Contract_vod
    • Series_Contract_vod
    • Status_vod
    • Template_vod
    • Description_vod
    • EM_Speaker_vod

    参照

    EM_Event_Speaker_vod

    R

    Event_Speaker_vod

    • Speaker_vod
    • Webinar_Panelist_URL_vod
    • Status_vod
    • Event_vod

    参照

    EM_Event_Rule_vod

    R

    Speaker_Portal_Events_vod

    • Event_Configuration_vod
    • Event_Status_vod
    • Event_Speaker_Status
    • Country_Override_vod

    読取り

    EM_Event_Configuration_Country

    R

    Event_Configuration_Country_vod

    Country_vod

    参照

    EM_Event_vod

    R

    • Congress_vod
    • Investigator_Meeting_vod
    • Round_Table_vod
    • Speaker_Program_vod
    • Event_Configuration_vod
    • Status_vod
    • Country_vod
    • Start_Date_vod
    • End_Date_vod
    • Start_Time_vod
    • End_Time_vod
    • Start_Time_Local_vod
    • End_Time_Local_vod
    • Time_Zone_vod
    • Location_vod
    • Location_Address_vod
    • Location_Address_Line_2_vod
    • City_vod
    • State_Province_vod
    • Postal_Code_vod
    • Key_Contact_Email_vod
    • Key_Contact_Name_vod
    • Key_Contact_Phone_vod
    • Product_vod
    • Topic_vod

    参照

    EM_Catalog_vod

    R

    Speaker_Presentation_vod

    Status_vod

    参照

    EM_Event_Material_vod

    R

    Speaker_Presentation_vod

    • Material_vod
    • Name_vod
    • Event_vod

    読取り

    ユーザR該当なし

    Product_vod

    R

    該当なし

  3. エンドユーザに以下の権限を付与します:

    オブジェクト

    OLS

    レコードタイプ

    フィールド

    FLS

    EM_Speaker_vod

    RU

    非該当

    • Email_vod
    • Portal_Access_vod
    • Language_vod

    編集

    • Portal_Account_Creation_Date_vod
    • Portal_Registration_Email_Date_vod

    読取り

  4. インテグレーションユーザに Events_Integration_Administration_vod タブへのアクセス権限を付与します。
  5. インテグレーションユーザが使用するプロファイルが VeevaAdminController Apex クラスにアクセスできることを確認します。
  6. エンドユーザが以下の EM_Speaker_vod フィールドを編集できるかどうかに基づいて、エンドユーザに FLS の読取り権限または編集権限を付与します:

    • Email_vod field
    • Portal_Access_vod
    • Language_vod
    • Portal_Account_Creation_Date_vod – ページレイアウト上で読取り専用として表示します
    • Portal_Registration_Email_Date_vod – ページレイアウト上で読取り専用として表示します
  7. 次のフィールドを適切な EM_Event_vod オブジェクトページレイアウトに追加します:

    • Key_Contact_Email_vod
    • Key_Contact_Name_vod
    • Key_Contact_Phone_vod
  8. 適切な EM_Speaker_vod ページレイアウトの Salesforce モバイルと Lightning Experience アクションのセクションに Speaker_Portal_Registration_vod ボタンを追加します。
  9. Speaker_Portal_Events_vod レコードタイプに割り当てられた EM_Catalog_vod オブジェクトページレイアウトに、以下のフィールドを追加します:

    • Event_Status_vod
    • Event_Speaker_Status_vod
    • Country_Override_vod
  10. 以下の Events Management カスタム設定を入力します:

    • 講演者ポータルサポート用メールアドレス – 講演者ポータルで講演者に表示される、適切なサポート用メールアドレスを入力します。
    • 講演者ポータルサポート用電話番号 – 講演者ポータルで講演者に表示される、適切なサポート用電話番号を入力します。
    • 講演者ポータル有効化 – チェックボックスを選択します
  11. 講演者ポータルにアクセスできるすべての適切な EM_Speaker_vod レコードに対して、以下のフィールドを入力します:

    • Email_vod – 講演者ポータルへの案内メール送信に使用されるメールアドレスメールアドレスは固有のものである必要があります。
    • Language_vod – 講演者に送信されるメールと講演者ポータルの言語を決定します。デフォルトの言語は英語ですが、Veeva でサポートされている任意の言語を選択することができます。
  12. すべての適切な Speaker_Presentation_vod タイプの EM_Event_Material_vod レコードを作成します。これらのイベント資料は、講演者ポータルに表示するために設定された EM_Event_vod レコードと関連付け、ダウンロード可能なものとしてイベントタブに表示する必要があります。
  13. ファイル > ライブラリ > アセットライブラリに、講演者ポータルという名前の新規フォルダを作成します。このフォルダは、講演者ポータルのロゴ会社のプライバシーポリシーおよび利用規約を定義するために使用します。

Events Management インテグレーションユーザの定義

講演者ポータルを介して行われる CRM レコードに対する更新は、Events Management インテグレーションユーザによって管理および承認されます。

Events Management [管理] タブでの定義に先立って、Events Management インテグレーションユーザのすべての権限が付与されていることを確認します。

インテグレーションユーザを定義するには:

  1. Events Management 管理タブに進みます。
  2. 講演者ポータルセクションで新規を選択します。
  3. 以下の情報を入力します:

    • ユーザ名
    • パスワード
    • これは Sandbox ですか?– CRM 組織が sandbox の場合、このチェックボックスを選択します
  4. 保存を選択します。これにより、入力された認証情報も検証されます。

講演者ポータルで表示するイベントの定義

管理者は、講演者ポータルに表示するイベントを、そのイベントに関連付けられたイベント設定のイベントルールを介して制御することができます:

  1. 適切な EM_Event_Configuration_vod レコードに移動します。
  2. イベントルール関連リストで新規を選択します。
  3. レコードタイプが Speaker_Portal_Events_vod の新規 EM_Event_Rule_vod レコードを作成します。
  4. 以下のフィールドを入力します。

    • Event_Status_vod – EM_Event_vod オブジェクトの Status_vod ピックリストの値をダブルセミコロンで区切ったリスト。例:

      Approved_vod;;Requested_vod;;Pending_Approval_vod

    • Event_Speaker_Status_vod – EM_Event_vod オブジェクトの Status_vod ピックリストの値をダブルセミコロンで区切ったリスト。例:

      Approved_vod;;Accepted_vod;;Invited_vod;;Attended_vod

    • Country_Override_vod – 特定の国に適用されるルールを上書きします。このフィールドは任意です。
    • Event_Configuration_vod – 対応する EM_Event_Configuration_vod レコードへの参照を自動的に入力します。
  5. 保存を選択します。

以下の要件を満たす場合、講演者のイベントが講演者ポータルに表示されます:

  • イベントが、EM_Event_Configuration_vod レコードと Speaker_Portal_Events_vod タイプのイベントルールによって制御されている
  • イベントの Status_vod フィールドが、イベントルールのEvent_Status_vod フィールドの値の 1 つと一致する
  • 講演者に関連付けられた EM_Event_Speaker_vod レコードの Status_vod フィールドが、イベントルールの Event_Speaker_Status_vod フィールドの値のいずれかと一致する

講演者ポータルのイベントには、講演者がイベントオーガナイザーとの調整に使用できるキーコンタクトの情報が表示されます。この情報を表示するには、講演者ポータルに表示される任意の EM_Event_vod レコードの以下のフィールドに入力します:

  • Key_Contact_Email_vod
  • Key_Contact_Name_vod
  • Key_Contact_Phone_vod

講演者ポータルへのカスタムロゴのアップロード

管理者は、CRM に画像をアップロードして、講演者ポータルのロゴとして使用することができます。

ロゴとして使用する画像をアップロードするには:

  1. ファイル > ライブラリ > アセットライブラリ > 講演者ポータルに進みます。
  2. speakerportal-company-logo.XXX という、XXX がファイルの拡張子を表す名前を付けた画像をアップロードします。アップロードされる画像は以下のガイドラインに従う必要があります:

    • 画像の拡張子は JPG、PNG、または GIF であること

      GIF ファイルがアニメーションを表示しません。

    • 画像の推奨サイズは 500x250px。画像が推奨サイズより小さい場合は、本来のサイズで表示され、画像領域の中央に配置されます。画像が大きい場合は、画像領域に合うようスケールダウンされます。どちらの場合も、画像は元のアスペクト比を維持します。

会社のプライバシーポリシーと利用規約の講演者用ポータルサイトへのアップロード

管理者は、自社のプライバシーポリシーと利用規約の PDF をアップロードすることができます。これらのドキュメントは、講演者ポータル全体にリンクとして表示されます。

これらのドキュメントをアップロードするには:

  1. ファイル > ライブラリ > アセットライブラリ > 講演者ポータルに進みます。
  2. 適切なドキュメントをアップロードします:

    • プライバシーポリシーの場合、ファイルは speakerportal-privacy-policy.pdf という名前を付ける必要があります。
    • 利用規約の場合、ファイルは peakerportal-terms-of-use.pdf という名前を付ける必要があります。

講演者ポータルのキャッシュの管理

講演者ポータルに加えられた設定変更が正確に反映されるように、管理者は以下の更新を行うたびに、 [Events Management 管理] タブの [キャッシュをクリア] ボタンを押す必要があります。

イベント講演者ポータルのデフォルト機能

以下の機能は、イベント講演者ポータルを初期設定した後、講演者が自動的に利用できるようになります: